JavaFXメモ - SDK + テキストエディタでHello World!
概要
JavaFXはJava VM上で動作するRIAのプラットフォームです。Java言語とは別のJavaFX Scriptという言語を使用して開発します。
実行は、Java Applet、およびJava Web Startを使用してブラウザを通じて実行するほか、単体のJavaアプリケーションとしても実行可能です。
この記事では、JavaFXをインストールして、Hello, World!を標準出力に表示するまでを記述します。
なお、2010/06/10現在の最新バージョンは1.3です。
インストール
JavaFXからJavaFX SDKをダウンロードしてインストールします。インストーラを起動して、インストールします。JavaFX SDKに必要なJava SDKがインストールされていない場合、同時にインストールしてくれます。
インストールが完了すると、PATH環境変数にJavaFXのプログラムのパスが追加されます。自分で環境変数の設定を行う必要はありません。
インストールが完了したら、コマンドが使用できるか確認するために、以下のコマンドを実行してみます。実行できたら、正常にインストールされています。
javafxc -version
インストール先のdocsフォルダ内に、JavaFXのリファレンスが格納されています。APIリファレンス、言語リファレンス、ツールリファレンスを参照できます。
Hello, world!
以下の内容をhello.fxとして保存します。文字コードはUTF-8にします。
println("Hello, world!");
hello.fxがあるフォルダで以下のコマンドを実行します。
javafxc -encoding UTF-8 hello.fx
hello.classが作成されます。これ実行するには、以下のようにコマンドを実行します。
javafx hello
標準出力に「Hello, world!」と表示されて終了します。
なお、JavaFXをデスクトップで動作させるにはJavaFX Desktop Runtimeがインストールされている必要があります。また、初めてJavaFXアプリケーションを実行する場合、エンドユーザ使用許諾契約が表示されます。